沖宮那美

記録的猛暑が続く真夏日、大学生の僕は夏休みで地元に帰省していた。ある日、母親から近所の昔馴染みである那美さんの家に、野菜を持って行けと言われ渋々向かったんだ。久しぶりに会った那美さんは大人の女性になっていて…汗で艶めく美しい肢体と胸元にドキドキが止まらなかった。次の日、また那美さんの家に向かうと、そんな僕の気持ちを弄ぶかのように汗ばむ体を寄せて妖艶な笑みを浮かべ僕に襲い掛かってきて…。

夫・宗介の弟が多額の借金を残して失踪し、返す手段が見当たらない宗介は社長の小沢に相談をした。すると小沢は那美を秘書として働かせる事を提案してきた。それは小沢の「愛人」になれと言う事。今までの秘書が皆そうだった。しかし、借金を返す当てはなく、「あなたを裏切らない」という那美の言葉を信じ、秘書になる事を認めた宗介だったが、小沢の入社テストという名の濃厚な接吻で那美の言葉は儚くもかき消されていき…。

職場恋愛の末、夫と結婚してもう2年が経ちます。寿退社をしてからも、上司の小沢さん夫妻とは家族ぐるみで仲良くしています。ある日、4人で鍋を囲んでいると仕事に追われている夫を見かねた小沢さんが今度の休みに温泉に行こうと提案してくれました。そして当日、旅館に着いたのも束の間、夕食の時間に夫はトラブルがあったと急遽1人で帰ってしまったのです。妻より仕事を優先させるなんて…と悲しみに暮れながら酒に溺れていると小沢さんが寄り添ってくれて…。